【9月5日 AFP】第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ(69th Vuelta a Espana)は4日、第12ステージ(ログローニョからログローニョ、166.4キロメートル)が行われ、ジャイアント・シマノ(Giant-Shimano)のヨーン・デーゲンコルプ(John Degenkolb、ドイツ)がステージ3勝目を挙げた。チーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が総合首位を守っている。

 終盤に集団落車が発生したこのステージで、デーゲンコルプは、オメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のトム・ボーネン(Tom Boonen、ベルギー)、アスタナ(Astana Pro Team)のヤコポ・グアルニエリ(Jacopo Guarnieri、イタリア)とのスプリント勝負を制した。

 総合争いで、コンタドールはモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)に20秒差をつけており、2013ツール・ド・フランス(2013 Tour de France)を制したスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、1分20秒差の4位となっている。

 2日の個人タイムトライアルと、3日の山頂フィニッシュの激闘を終え、20.8キロのほぼ平坦なステージは、メーン集団のスプリンターにつかの間の休息を与えたことだろう。

 先頭で逃げ続けていたキャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のマティアス・クリセク(Matthias Krizek、オーストリア) は、残り12キロで集団に捕まった。

 その後は、各チームが集団内で主導権争いを繰り広げたものの、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)や、FDJ・ポワン・エフエール(FDJ.fr)のナセル・ブアニ(Nacer Bouhanni、フランス)が集団落車に巻き込まれ、先頭集団の規模は小さくなった。

 デーゲンコルプは、2012年大会(67th Vuelta a Espana)で5度のステージ制覇を経験しており、このステージでブエルタ通算8勝目を記録した。(c)AFP