イスラム国、2人目の米国人ジャーナリストを「処刑」
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【9月3日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は2日、ロンドン(London)なまりの英語を話す覆面の戦闘員が米国人ジャーナリストを処刑する場面とされる映像を公開した。イスラム国は映像の中で、さらに人質の英国人1人を殺害すると脅迫した。
AFPが米監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」のウェブサイト上で見た映像には、オレンジ色の服を着て砂漠でひざまずくフリーランス・ジャーナリスト、スティーブン・ソトロフ(Steven Sotloff)氏(31)の姿が映っていた。
覆面の戦闘員は、ISに対する空爆についてバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領を非難し、ソトロフ氏の喉をかき切った。 その後、もう1人の人質を紹介。キャプションで英国人の名前が確認された。
「オバマよ、俺は戻ってきた。イスラム国に対するお前の傲慢(ごうまん)な外交政策のせいだ」と同戦闘員はロンドンなまりの英語で話した。 「戻ってきた」とは、米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏殺害に言及したものとみられる。今回も、フォーリー氏を殺害したのと同じ英国人戦闘員と思われる人物が、ほぼ同じ殺害方法を取った。
デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相はこの最新の映像に対し、「全く胸が悪くなる、卑劣な行為だ」と述べた。 ソトロフ氏は1年以上前の2013年8月4日、シリア北部で拉致されていた。(c)AFP