同性愛公表のサム、ラムズの登録選手から外れる
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【8月31日 AFP】同性愛を公表した選手として初めて米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のドラフトで指名を受けたマイケル・サム(Michael Sam)が、セントルイス・ラムズ(St Louis Rams)のロスター(登録選手)から外れた。
新シーズン開幕を目前にして、NFL各チームはロスターのファイナルカットを行い、ラムズはサムを放出した。しかしながら、昨季のカレッジフットボールで傑出したラインバッカーだったサムはツイッター(Twitter)で、今季中プレーするチャンスはまだあるとし、再びNFLでロスター入りすることに自信をのぞかせている。
サムは、「人生で最も価値があるものは、そうやすやすとやってこない。僕はこれを常に教訓としている。旅路は続く」とつづった。
「僕がこのレベルでプレーできることを示す機会を与えてくれたラムズのチームのみなさん、セントルイス(Saint Louis)の街に感謝しています。長く、自分の思うようなキャリアを積むために、ここで得た経験を生かしていきたいと思います」
NFLの各チームは、30日を期限として登録選手人数を53人にまで縮小していたが、その中でラムズはディフェンス陣にタレントをそろえ過ぎていたため、サムはカットされることになった。
24時間以内であれば他チームがサム獲得を名乗り出ることができ、それ以降はフリーエージェントとなって各チームと契約が可能となる。または、チームのプラクティス・スクワッド(育成枠)に入る可能性もある。チームの選手と練習を行うためだけの人員だが、ロスターでけが人が出た場合の交代要員にもなる。
サムは5月に行われた2014年ドラフトで、ラムズから7巡目の指名を受けていた。(c)AFP