エボラ熱の死者1552人に、感染者2万人に上る可能性も WHO
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【8月28日 AFP】世界保健機関(World Health Organization、WHO)は28日、今回のエボラ出血熱流行による死者が1552人、感染者が3062人になったと発表した。
またWHOは、エボラ感染の封じ込め目標を3か月以内とすると発表したが、同時に、(発表した)数値は実際の死者・感染者数の25%から50%であるとの推測を示し、今回のエボラ出血熱流行の最終的な感染者数は2万人に達する恐れがあると警告した。
一方ナイジェリア政府は同日、南部の港湾都市ポートハーコート(Port Harcourt)で医師1人がエボラ出血熱で死亡したと発表した。同国の最大都市ラゴス(Lagos)外でのエボラ出血熱による死者は初めて。
オヌエブチ・チュク(Onyebuchi Chukwu)保健相によると、22日に死亡したこの医師は、前月死亡したナイジェリアへのエボラ感染源とみられているリベリア系米国人と接触のあった患者の治療にあたっていた。
ナイジェリアでのエボラ出血熱による死者数は6人、感染確認者は15人となった。
(c)AFP