【8月28日 AFP】昨年4月に起きた米ボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件の実行犯として起訴されたジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)被告(20)の姉が27日、爆破を示唆する脅迫を行ったとして、ニューヨーク(New York)で逮捕された。

 米ニューヨーク市警(NYPD)によると、逮捕されたのはニュージャージー(New Jersey)州ノース・バーゲン(North Bergen)在住のアイリーナ・ツァルナエフ(Ailina Tsarnaeva)容疑者(24)で、悪質な嫌がらせをした容疑で訴追された。

 アイリーナ容疑者は、2013年4月に米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)で3人が死亡、264人が負傷したボストン・マラソン爆破事件を実行したとされるジョハル被告と、事件直後に警察との銃撃戦で死亡した兄のタメルラン・ツァルナエフ(Tamerlan Tsarnaev)容疑者(当時26)のきょうだい。

 米CBSテレビが報じた警察の話によると、アイリーナ容疑者はニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)在住の女性に電話をかけ、「おまえに爆弾を仕掛けられる人たちを知っている」と脅迫したという。

 アイリーナ容疑者はマンハッタンのハーレム(Harlem)地区の警察署に連行された後、9月30日に裁判所に出頭するよう命じられ保釈された。(c)AFP