【8月27日 AFP】ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)にあるソフィア動物園(Sofia Zoo)で前週末、複数の動物が数日の間に原因不明の急死を遂げたことを受け、同園は一時的に閉鎖された。同市のヨルダンカ・ファンダコバ(Yordanka Fandakova)市長が26日、発表した。

 閉鎖されたソフィア動物園はバルカン半島で最大・最古の動物園で、22~26日までにガウル(インド水牛)3頭、ヤク2頭、ラクダ1頭が死んだという。当局によると、原因は明らかになっていない。

 ファンダコバ市長は、動物たちが与えられていた餌や水、飼育されていた環境の検査を命じたと発表した。さらに市長は「私が一番心配しているのは、現在も体調不良の複数の動物たちだ。重要なことは病気の動物たちを救い、人間に危険が及ばないようにすることだ」と述べた。調子が悪い動物たちの数については言及しなかった。安全が明確に確認されるまで動物園は再開しないという。

 ブルガリアでは最近、ウイルス性の動物の疫病である青舌病の発生が報告されているが、獣医師らによると、動物園で死んだ動物は青舌病の症状は示していなかったという。(c)AFP