【8月27日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は26日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス1回戦が行われ、大会第12シードのドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)が1-6、6-4、4-6で米国の15歳キャサリン・ベリス(Catherine Bellis)に敗れる波乱が起きた。

 15歳の選手が全米オープンの本戦で白星を挙げるのは、1996年大会で4回戦進出を果たしたロシアのアンナ・クルニコワ(Anna Kournikova)氏以来だった。

 しかし、大学進学を考えアマチュアで参戦しているベリスは、2回戦進出により得ることのできる賞金6万420ドル(約630万円)を受け取ることができない。

 世界ランク1208位のベリスは、「故障の可能性も考えて、大学進学のためにも今はアマチュアを続けるつもり。でも、いつかはプロになりたいと思うわ」と話した。

「(賞金のことは)考えていない。つまり、他の何よりも試合に集中したいの」

 全米テニス協会(USTA)の大会で優勝し、主催者推薦のワイルドカードで今大会の出場権を獲得したベリスは、これまでトップ100の選手と対戦したこともなかった。

 ベリスは、ファーストネームとミドルネームを合わせた「シーシー(CiCi)」の愛称で親しまれている。(c)AFP/Dave JAMES