【8月25日 AFP】フランスで今月中旬、生後4か月の男児がサーカスのラクダに頭をかまれ、病院に運ばれていたことが明らかになった。

 21日の警察発表によると、事件が起きたのは16日。仏南東部、アルプス山脈に囲まれた町ムジェーブ(Megeve)にあるサーカスを親子で訪れた母親が、男児を体の前に抱いて囲いの中にいるラクダを見学していたところ突然、ラクダが子どもの頭にかみついたという。母親の叫び声を聞いて警察が駆け付け、救急が出動した。

 母親は現地紙ドーフィネ・リベレ(Dauphine Libere)に対し、餌をやったりなでたりはしていなかったと語った。ラクダの下唇と上唇で、男児の額と後頭部が挟まれていたという。男児は「多発性骨折」を負ったが命に別条はなく、後遺症も残らないという。(c)AFP