米加州でM6.0の地震、負傷者120人超 州知事が非常事態宣言
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【8月25日 AFP】米カリフォルニア(California)州ナパ(Napa)郡で24日午前3時20分(日本時間午後7時20分)ごろ、マグニチュード(M)6.0の地震があり、当局によると3人が重傷、120人以上が軽傷を負った。死者の報告はない。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、震源はサンフランシスコ(San Francisco)から北東64キロにあるアメリカンキャニオン(American Canyon)付近。サンフランシスコ湾(San Francisco Bay)周辺を襲った地震としては、1989年にマグニチュード(M)6.9を記録したロマプリータ(Loma Prieta)地震以降で最強という。
風光明媚なカリフォルニアワインの産地として知られるナパ・バレー(Napa Valley)を未明に襲った地震により、地元住民らは眠りから覚め、パニックに陥った。当局によると、子ども1人が暖炉の下敷きになり、重体となっているという。
地震によって各地で火災や水道管の破裂、ガス漏れ、地割れが発生。ジェリー・ブラウン(Jerry Brown)州知事は非常事態を宣言した。
USGSのジェシカ・ターナー(Jessica Turner)氏は地元ラジオ局KCBSに、1週間以内に最大でマグニチュード(M)5.0の余震が発生する可能性があると警告した。USGSでは既に複数の弱い余震を記録している。(c)AFP/Glenn CHAPMAN