コンゴでもエボラ熱発生、西アフリカの流行とは「無関係」
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【8月25日 AFP】アフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)は24日、同国内で今年初となるエボラ出血熱の感染者を2人確認したと発表した。ただ、西アフリカ4か国で猛威を振るっているエボラ熱の流行とは無関係としている。
コンゴのフェリックス・カバンゲ・ヌンビ(Felix Kabange Numbi)保健相はAFPに対し、謎の熱病によって死亡した患者らから採取した検体8件のうち、2件からエボラウイルスが検出されたと語った。
エボラウイルスは、1976年にコンゴ民主共和国のエボラ川(Ebola River)近くで初めて確認された。同保健相が後に公共テレビで発表したところによると、今回のエボラ熱発生は同国史上7回目。だが、西アフリカで発生しているエボラ熱の流行とは「つながりはない」といい、感染者2人から検出されたウイルス株もそれぞれ異なっていたという。
今回のエボラ熱発生が確認されたのは、首都キンシャサ(Kinshasa)から1200キロ余り北東にある赤道(Equateur)州Jera近郊。当局は直ちに発生地域を隔離する措置を取った。(c)AFP