【8月23日 AFP】米ニューヨーク州仮釈放委員会(New York State Board of Parole)は22日までに、元ビートルズ(Beatles)のジョン・レノン(John Lennon)氏を射殺して服役中のマーク・デービッド・チャップマン(Mark David Chapman)受刑者(59)の8回目の仮釈放申請を却下した。同州矯正当局が同日、発表した。

 レノン氏は1980年12月8日、ニューヨーク(New York)のセントラルパーク(Central Park)に面した自宅アパート近くで妻のオノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんと歩いていた際、近寄ってきたチャップマン受刑者に射殺された。同受刑者は1981年、レノン氏殺害の罪で禁錮20年以上~終身刑の判決を受け、服役している。

 矯正当局の声明によると、仮釈放委員会は「現時点であなた(チャップマン受刑者)が釈放されて自由の身になれば、再び法律に違反する合理的な蓋然(がいぜん)性があると判断した」としている。

 チャップマン受刑者は仮釈放を申請する資格を得た2000年から2年ごとに申請してきたがいずれも不許可とされてきた。同受刑者が次に仮釈放を申請できるのは2016年8月。オノ・ヨーコさんは、同受刑者を釈放しないよう繰り返し要求している。(c)AFP