ロシアの人道支援車列が越境開始、ウクライナは「侵略」と非難
このニュースをシェア
【8月22日 AFP】ウクライナ政府は22日、ロシア政府が人道支援物資を積んだ300台近いトラックの車列の一部を一方的にウクライナ東部に入れたとして、侵略行為だと非難した。
ロシア政府は、越境許可に1週間以上も遅れが出ていることに「憤慨」していると表明し、親ロシア派が支配しているウクライナ東部への越境を車列に命じた。
通信各社が伝えたところによると、ウクライナ保安庁のバレンティン・ナリバイチェンコ(Valentyn Nalyvaichenko)長官は「これは直接的な侵略だ」と述べたという。
ロシア側は「完全に人道的なミッションを妨害しようとするあらゆる企て」に対して警告を発しており、ウクライナ側は、車列の安全に対する責任は全てロシア政府にあると述べている。
■ウクライナ軍ヘリが撃墜される
ウクライナ政府は同日、同国東部ルガンスク(Lugansk)南部で20日に空軍のヘリコプター「Mi-24」が親ロシア派の武装勢力に撃墜され、乗員2人が死亡したと発表した。
ヘリコプター撃墜の同日、ウクライナ軍の戦闘機も撃墜されていた。(c)AFP