14年間ハンスト女性、釈放されて2日後に再逮捕 インド
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【8月22日 AFP】インド北東マニプール(Manipur)州の警察は22日、人権侵害に抗議するため14年間ハンガーストライキを続ける途中で逮捕されながら、裁判所命令で2日前に釈放されたばかりのイロム・シャルミラ(Irom Sharmila)さんを再び逮捕した。
テレビでは、警官たちに強制的に連行されるシャルミラさんの映像が流れた。シャルミラさんは非暴力による揺るぎない抗議から「マニプールの鉄の女(Iron Lady of Manipur)」と呼ばれている。
地元の活動家がAFPに語ったところによると、釈放後のシャルミラさんがハンストによる抗議を一時的に行っていた場所に「女性警官の一団がやってきて、力づくでシャルミラさんを連れ去った。警官らは逮捕理由について、食事を拒否することは自殺未遂に相当するからだと説明した」という。
警察によると、シャルミラさんは州都インパール(Imphal)にある医療刑務所に収容され、鼻からのチューブを通じて強制的に栄養を補給される。ある警察幹部はAFPに「彼女を死なせるわけにはいかない」と語った。(c)AFP