【8月22日 AFP】サッカー米国代表の守護神で、イングランド・プレミアリーグのエバートン（Everton）に所属するティム・ハワード（Tim Howard）が21日、代表での活動を1年間休養すると発表した。

 ハワードが2か月前のW杯ブラジル大会（2014 World Cup）決勝トーナメント1回戦、ベルギー戦で見せた圧巻のプレーは、米国代表のこの大会のハイライトと考えられている。35歳のハワードは、これまで代表戦104試合に出場し、過去2度のW杯では米国の全試合にフル出場した。

 しかしハワードは、代表でのプレーを一時休止して、家族との時間を増やす必要があると話し、代表のユルゲン・クリンスマン（Jurgen Klinsmann）監督に相談した上で決めたと明かした。

 ハワードは「もう12年も海外でプレーして、家族との時間が取れなかった。家族を大切にすると決めることが、今この瞬間はとても大事なんだ」と話した。

「ユルゲン・クリンスマンとエバートンのロベルト・マルティネス（Roberto Martinez）監督には感謝したい。2人とも、子どもたちと過ごす時間を作りたいという僕の決断を、快く受け入れてくれた。正しいタイミングでの正しい決断だと思う」

「ユルゲンはいつだってすべての選手に分け隔てしないし、ポジションは自分で勝ち取るものだと言っている。僕も同意見だ。だから来年の秋に代表へ戻って、レギュラー争いに臨むのが楽しみだ」