【8月22日 AFP】米ケンタッキー(Kentucky)州のキャンベルズビル大学(Campbellsville University)で21日、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療研究支援を目的とした運動「アイス・バケツ・チャレンジ(Ice Bucket Challenge)」の実行を手伝っていた消防士4人が重軽傷を負う事故があった。

 この運動は、人々がALS研究に100ドル(約1万円)を寄付するか、氷水をかぶってその様子を撮影した動画をネットに投稿し、次の挑戦者を指名するというもの。大学側は、学生に負傷者は出なかったとしつつも、事故の詳細について明らかにしていない。

 地元メディアによると、学生らがこの挑戦を終えた後、挑戦に使われた装置を移動させていた消防士2人が、電線の近くで起きた放電現象によって感電し、重傷を負った。WSAZ3テレビは、うち1人が搬送先の地元病院で重体となっていると報じている。さらに2人の消防士が負傷したが、病院で治療を受けた後に帰宅した。(c)AFP