米記者処刑のIS戦闘員、「英国人の可能性大」 英首相
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【8月21日 AFP】米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏がイスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」によって処刑された事件で、デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は20日、実行犯が「英国人である可能性が高まっている」と述べた。
キャメロン首相は同日、事件を受けて休暇を切り上げ、イラクとシリアで活動するIS戦闘員がもたらす脅威について閣僚らと協議した。
ダウニング街(Downing Street)の首相官邸での協議後、同首相は記者団に対し、処刑者が英国籍である可能性に「強い衝撃」を受けていると表明。過激派に参加するために「あまりにも多くの」英国人が両国に渡航していると指摘した。
「野蛮かつ残忍な行為を非難する。この行為は殺人行為であること、しかも正当化されない殺人であることをはっきりさせたい」
「実行犯はまだ特定できていないが、英国人である可能性が高まっているようだ」
同首相はまた、過激派勢力に参加するためイラクやシリアに渡航を計画している者たちからの旅券(パスポート)の剥奪、インターネットからの過激派関係資料の排除、過激な暴力活動に参加する人々の訴追といった措置を取る方針も表明した。(c)AFP