FIFA、ロシアに18年W杯開催都市数の削減を提案
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【8月20日 AFP】2018年にサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の開催を控える同国のビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)スポーツ観光青年相は19日、国際サッカー連盟(FIFA)から開催都市削減の提案を受けたと明かした。
露インタファクス(Interfax)通信によるとムトコ氏は、「2018年W杯の現在の構想では、11都市の12会場で試合が開催される」ものの、7月に閉幕したW杯ブラジル大会(2014 World Cup)での経験に基づいてFIFAが「9都市10会場でW杯を開催することを提言した」とコメントした。
同相は、開催都市数の最終的な決定を下す前に、今週ロシアに訪れるFIFAの調査団とともにW杯の開催都市を全て訪問し直す予定で、「各開催都市の準備の進展状況を考慮に入れ、決定を下す見込みだ」と付け加えた。
ムトコ氏が以前語ったところによれば、6つの地方都市でスタジアムを一から新設し、開催都市の中では東部に位置するエカテリンブルク(Ekaterinburg)のスタジアムを全面的に改修するなど、W杯に向けた準備のために約200億ドル(約2兆円)が必要になると見積もられている。(c)AFP