フランスの動物園でマナティーが溺死
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【8月19日 AFP】仏パリ(Paris)東郊のバンセンヌ動物園(Vincennes Zoo)は18日、マナティーのバリー(Barry)がプールの中で動けなくなり溺死したと明らかにした。
同動物園のアレクシス・レキュ(Alexis Lecu)科学ディレクターによると、バリーは3歳で、同動物園で飼育されていた2頭のマナティーのうちの1頭だった。今月11日、プールの2つの区画の間にある「水中ギャラリー」で身動きがとれなくなって死んだ。通常は扉が閉じられている場所だという。マナティーは、約10分ごとに水面から顔を出して呼吸する必要がある。
マナティーは国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が絶滅危惧種に指定している。欧州のマナティー繁殖計画の対象となっていたバリーは、デンマーク・オーデンセ(Odense)の動物園で生まれた。3年間の改修を経て今年4月に再オープンしたバンセンヌ動物園に先月、戻って来たばかりだった。
レキュ氏は、バリーが死んだ経緯の調査を始めたことを明らかにし、今回の事故がマナティーを飼育するほかの動物園にも「教訓になってくれれば」と話した。(c)AFP