クリッパーズのバルマー新オーナー、ファン集会で熱狂
このニュースをシェア
【8月19日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)新オーナーは18日、本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)で開催されたファンイベントに登場した。
NBAファイナル制覇を目指して「強気でいく」と誓うマイクロソフト(Microsoft)の前最高経営責任者(CEO)バルマー氏は、クリッパーズの青い帽子をかぶり何度も手をたたきながら集まったファンの間を足早に通り抜け、新オーナー就任を祝うステージに上がった。また、ファンとはグータッチやハイタッチを交わし、声が枯れるほど叫ぶなど情熱的な姿をみせた。
バルマー氏はマイクロソフト時代から知られるハスキーな声で、「クリッパーズのファンはいるか?聞こえないぞ」と叫び、「ここに来られて、これ以上の栄誉と喜びと興奮はない」と述べた。
大物実業家であるバルマー氏は、史上最高額の20億ドルでクリッパーズを買収し、裁判所もこれを認める判決を下していた。
この日はバルマー氏とともに、ドック・リバース(Doc Rivers)ヘッドコーチ(HC)や、クリス・ポール(Chris Paul)、ブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、デアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)ら選手もステージに上がった。
人種差別発言で名声が地に落ちたドナルド・スターリング(Donald Sterling)前オーナーの名前は、このイベントで一度も出ることはなかった。
中には、フェスティバルが始まる4時間も前からステープルズ・センターの外で待っていたファンもいたという。
バルマー氏はファンの前で、大学卒業後はロサンゼルス(Los Angeles)に移る予定だったが、学友であるビル・ゲイツ(Bill Gates)氏にマイクロソフト社での仕事を打診されて計画が変わったことを明かした。
ロサンゼルスとバスケットボールへの情熱を語ったバルマー氏は、「大胆にやろう」と述べ、「大胆というのは、進んでリスクを負っていくということだ。大胆になれなければ、臆病になる」と説明した。
「強気でいくぞ。強気、強気、強気だ」
(c)AFP/Greg Heakes