「エボラ熱、対応しきれない速さで広がっている」 MSF
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【8月15日 AFP】国際医療支援団体「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」は15日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱について、支援団体が対応しきれない速さで広がっていると語った。
MSFインターナショナルの会長、ジョアンヌ・リュー(Joanne Liu)医師はスイス・ジュネーブ(Geneva)で記者団に対し「(エボラ出血熱は)私たちが対応しきれないほどの速さで悪化し拡大している」、「まるで戦時下のようだ」と述べた。
MSFの発表に先立ち、世界保健機関(World Health Organization、WHO)は14日、エボラ出血熱の流行規模がこれまで「大幅に」過小評価されてきており、拡大防止のためには「異例の措置」を講じる必要があるとの見解を表明している。
WHOによると、エボラ出血熱による死者は15日までに、西アフリカの4か国で合わせて1069人に上っている。(c)AFP/Jonathan FOWLER