【8月15日 AFP】インドで4人の男たちに襲われ10か月も昏睡状態が続き、意識が回復した後も障害を負った女性が、事件から4年を経て裁判所で容疑者の男たちを特定した。

 2010年2月、インド西部グジャラート(Gujarat)州の主要都市アーメダバード(Ahmedabad)でMBA取得を目指す学生だった女性(27)は帰宅途中、4人の男たちに襲われた。男たちは鉄の棒で女性を殴打し、意識を失った女性を線路上に放置した。

 女性の兄弟が14日、AFPに語ったところによると事件後、女性はおよそ10か月昏睡状態にあった。意識を取り戻した時は襲われた当時の記憶はなかったという。何が起こったのか女性が話せるようになったのは、事件からほぼ1年たってのことだった。

 襲われた後遺症で、女性は聴力に障害が残り、完全な文章を話すことや歩くことも困難な状態だ。それでも女性が身振りや単語で伝えた襲撃の様子に基づいて、女性の兄弟らは警察に被害届を出した。

 今週、裁判所で行われた整理手続きで、女性は自分を襲った男4人を指差して知らせたという。

 4人は殺人未遂の罪で起訴される見通しだ。(c)AFP