【8月15日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は14日、西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行規模がこれまで「大幅に」過小評価されてきており、拡大防止のためには「異例の措置」を講じる必要があるとの見解を表明した。

 WHOは声明で、「感染者や死者の報告数が流行の規模を大幅に過小評価していることを示す証拠を、現場のスタッフは目の当たりにしている」と述べ、感染拡大防止への取り組みとして「国際的な対応策の大幅な拡大」のための調整作業を進めていることを明らかにした。

 エボラ出血熱はシエラレオネ、リベリア、ギニアを中心に拡大を続けており、WHOの統計によると現時点での死者は1069人と、40年前のエボラウイルス発見以降に起きた中で最悪の流行となっている。(c)AFP