【8月14日 AFP】台湾科技部の張善政(Simon Chang)部長は13日、中台関係が改善の兆しをみせているにもかかわらず、中国が台湾に対して頻繁にサイバー攻撃を行っていると述べた。

「ほぼ毎日、中国のサイバー戦争部隊と台湾の部隊はやりあっている。また数か月ごとに激しい攻撃がある」と張部長は台湾UFOラジオのインタビューに語りさらに、「攻撃の多くは、台湾との交渉で利用できる関連情報を盗むことを目的としている」と述べた。

 張部長は、台湾軍もサイバー部隊を結成したものの、中国のサイバー部隊に数で圧倒されていると付け加えた。

 中国の国務院台湾事務弁公室の張志軍(Zhang Zhijun)主任(閣僚級)は6月、中国との関係修復を不安視する声が台湾から依然として上がる中、台湾を訪問し、台湾側の交渉担当者と会談していた。閣僚級の地位を持つ張主任の台湾訪問は、1949年の分断後、最も高位の要人訪問となった。(c)AFP