【8月14日 AFP】サッカー韓国代表の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)は、所属チームであるドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)の許可が下りないため、来月開幕する第17回アジア競技大会(17th Asian GamesAsiad)に出場できないことが分かった。

 大韓サッカー協会(Korea Football AssociationKFA)は、レバークーゼンの説得にあたったが、これは失敗に終わったという。

 KFAは13日、「レバークーゼンから、孫のアジア競技大会出場は認められないという通知を受けた」と発表している。

「われわれは、一部だけでも参加させてもらえるよう再度要請したが、レバークーゼンは許可しなかった。国際サッカー連盟(FIFA)のカレンダーに入っていない試合には、出場させられないという」

 FIFAが管轄する試合でない限り、チームには、選手を代表戦に出場させる義務はない。

 しかしながら、マインツ05(Mainz 05)の朴柱昊(Joo-Ho Park、パク・チュホ)と1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)の金珍洙(Jin-Su Kim、キム・ジンス)は、同じく欧州でプレーしているのにもかかわらず、招集が認められている。

 韓国では、国際大会で金メダルを獲得すると兵役が免除されるため、代表としてプレーできないことは、孫にとってダブルパンチとなった。(c)AFP