【8月14日 AFP】欧州最高峰モンブラン(Mont Blanc)で12日、フランス人登山家ら6人が250メートルにわたり転落して死亡する事故があった。当局が13日、発表した。同山でここ10年に起きたうちでも最悪の事故の一つとなった。

 27〜45歳の男性4人、女性1人のグループと熟練のガイド1人は、アルジェンティエール(Argentiere)針峰(標高3902メートル)を目指し午前4時に出発したが、その後に天候が急速に悪化。事故は昼ごろに起きたとみられている。

 グループが避難所に予定通りに戻らなかったため、救助活動が始められたが、厳しい悪天候で難航した。13日午前に5人の遺体が見つかり、残り1人の遺体もその後にクレバスで発見された。

 アルプスの町シャモニー(Chamonix)の検察官によると、グループのメンバーらはいずれも初心者ではなく、登山スキルを磨く2週間のプログラムの2週目に入ったところだったという。(c)AFP/Daniel ABELOUS with Nicole DESHAYES in Lyon