標高2500メートルで陣痛、草原で出産 オーストリア
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【8月13日 AFP】オーストリア・アルプス(Alps)山脈西部、標高2500メートルの山小屋で陣痛が始まった30歳の妊婦が、山岳救助隊15人と婦人科医のチームに助けられ、赤ちゃんを出産した。警察当局が13日、発表した。
女性は12日現地時間午前7時ごろ、山小屋で陣痛が始まった。だが悪天候のためヘリコプターが出せず、地上に下りることができなかった。
そこで山岳救助隊15人と婦人科医のチームが登山して女性の救助に向かった。
「チームは女性を標高2250メートルまで下ろすことに成功し、女性は草原で出産した」と警察当局の広報担当者はAFPの取材に応え、「その後天候が回復したため、女性と赤ちゃんはヘリコプターで病院に運ばれた」と語った。(c)AFP