新しいアングルから見る北朝鮮、映像作家らが撮影
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【8月14日 Relaxnews】閉鎖的な体制で知られる北朝鮮の「日常生活」を垣間見せる映像作品が新たに登場した。
クリエーティブ・ディレクターのJT・シン(JT Singh)氏と映像作家のロブ・ウィットワース(Rob Whitworth)氏が創り上げた約3分間の映像では、コマ撮りや早送り、スローモーションといった技法だけでなく、高解像度画像にデジタルアニメーションといった技術を駆使して、高層ビル群や広々とした目抜き通り、近代的な地下鉄など、今日の平壌(Pyongyang)が映されている。
一方映像には、1960年代や70年代頃を彷彿(ほうふつ)とさせる街の様子も映っており、また通行する車が明らかに少ない大通りや、ちり一つ落ちていないほどきれいな道路も捉えられている。
当然ながら、映像を制作した2人には国家観光総局(National Tourism Administration)のガイドたちがしっかりと同伴し、建設現場や未開発地区および軍関係者を撮影することは禁止されたという。
ここ数年、北朝鮮は毎年開催されているマラソン大会に外国人のアマチュアランナーの参加を認めたり、2018年に韓国で開催される冬季五輪に対抗して、大胆にも世界クラスと豪語するスキーリゾートを完成させるなど、観光業の促進を図っている。
「Enter Pyongyang(平壌へ)」と題された映像は、http://vimeo.com/102051605 で見ることができる。(c)Relaxnews/AFPBB News