中国で三つ子のパンダ誕生、生存例は世界初か
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【8月12日 AFP】(一部更新)中国南部・広東(Guangdong)省広州(Guangzhou)の動物園「長隆野生動物世界(Chimelong Safari Park)」は12日、同園で先月29日に誕生したジャイアントパンダの三つ子の写真を公開した。パンダの三つ子が生き延びる事例は世界初とみられ、パンダの繁殖力が弱いことに鑑みると「奇跡」的な出来事だと同園は述べている。
同園によると、母親の「菊笑(Juxiao)」は出産によって消耗し、子育てができない状態だったため、三つ子は母親の体力が回復するまでの間、保育器の中で養育されていた。現在は母親の元に戻され、飼育員たちによる24時間体制の監視の下で育てられている。
パンダ繁殖に関する最高権威とされる四川(Sichuan)省の臥龍パンダ保護研究センター(Wolong National Natural Reserve)職員によれば、公式に「生存」と認定されるには生後6か月を超える必要があるが、3匹は現時点で生存している唯一の三つ子パンダだという。
三つ子の赤ちゃんの性別はまだ明らかになっておらず、名前が決まるのもまだ先の見込みだ。(c)AFP