【8月12日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は11日、獲得したばかりのトーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)が、痛めている右脚のハムストリングが練習に耐えられる状態ではないことを明らかにした。

 クラブの声明によると、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)から加入したばかりのベルギー代表DFフェルマーレンは、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で負傷していたという。フェルマーレンは理学療法を受けることになっており、「練習に参加できるかは、回復の程度による」とされている。

 アーセナルに5年間在籍し、2年間主将を務めたフェルマーレンは、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われた記者会見で、けがに悩んだ過去と決別する意思を示した。

 フェルマーレンは、「故障については、過ぎ去ったこととして未来を見据えたい。目標は、多くの試合に出場してチームに貢献することだ」とし、「昨シーズンは厳しいものになったが、ゼロから出直したい。バルセロナでは、素晴らしいシーズンが送れるはずだ」と意気込みを語った。

 バルセロナは、フェルマーレンの移籍金に1880万ユーロ(約25億7000万円)を用意しているが、保証されているのは1000万ユーロ(約13億7000万円)で、パフォーマンスに応じて500万ユーロ(約6億8000万円)が、チームが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)で優勝すれば、380万ユーロ(約5億2000万円)がそれぞれ加算される。(c)AFP