財宝をくすねた作業員3人を起訴、フランス
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【8月11日 AFP】仏北部ノルマンディー(Normandy)で、整地を委託されていた住宅で見つけた金の延べ棒や金貨をかすめ取ったとして、作業員の男3人が窃盗の罪で起訴された。
11日の地元紙パリ・ノルマンディー(Paris Normandie)によると、起訴された20歳、33歳、40歳の作業員3人は、数日前から作業を行っていた住宅で、複数のつぼに入った金塊6本と金貨600枚を発見。金塊はそれぞれ1本の重さが1キロ、金貨は製造年が1924~27年の20ドル硬貨で、推定評価額は90万ユーロ(約1億2300万円)だという。
しかし作業員らはこの「発掘」を家主に報告せず、見つけたお宝を盗んで地元の収集家に売りさばくことに決めた。
だが、作業員の1人が自身の口座に高額小切手を何度も入金していたことから、税務署に通報されることとなった。捜査員に対し、作業員らは罪を認めたという。
パリ・ノルマンディー紙によると、金の延べ棒や金貨が見つかった住宅の家主は、作業員たちに冗談のつもりで「もしお宝が出てきたら、知らせてね!」と話していたという。(c)AFP