【8月11日 AFP】犯罪には相応の罰を与えるという昔ながらの考えの下、中国都市部の警察当局が、むやみに車のハイビームを使用するドライバーに対し、罰としてまぶしい思いをした人と同じ「苦しみ」を与えることを明らかにした。

 中国南部・広東(Guangdong)省深セン(Shenzhen)の交通警察当局は先週、中国版ツイッター「新浪微博(Sina Weibo)」の公式アカウントに、違反者にはハイビームと同じ光を5分間照射すると投稿した。

 ハイビームをむやみに使うことで生じる可能性のある「危険性」を違反者自身に実感してもらうための「適切な経験」となるとし、「今後、ハイビームを不適切に使用しているドライバーを見つけた場合、同じ光を5分間見てもらうことになる」と述べた。

 違反者にはさらに、ヘッドライトの正しい使い方についての講義と300元(約5000円)の罰金が科せられるという。

 警察当局の投稿には、警察車両とみられる車のヘッドライトを見つめる赤いプラスチック製の椅子に座った男性とすぐ横に立つ制服警察官の姿を捉えた画像が添付されていた。(c)AFP