【8月8日 AFP】米メディアは7日、米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)が、最近2年間のNBAドラフト全体1位指名選手2人とのトレードで、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)からケビン・ラブ(Kevin Love)を獲得することで暫定合意に達したと報じた。

 報道によると、キャバリアーズは今年のドラフト全体1位指名のアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)と2013年の同1位指名のアンソニー・ベネット(Anthony Bennett)をティンバーウルブズに放出するとされている。

 ティンバーウルブズは、オールスター3回選出の実績を持ち、2014-15シーズン終了後にオプション契約を破棄する可能性が伝えられているラブを放出する見返りに、2015年のドラフト1巡目指名権も獲得するとみられている。

 現時点で正式発表は一切行われておらず、ウィギンスを含めたトレード条件も今月23日までは確定されない。ウィギンスは7月24日にキャバリアーズと契約を結んでおり、NBAの規則では、ドラフトで指名された選手はチームと契約してから30日間はトレード要員に含まれないとされている。

 ラブには来季終了後に契約を破棄する可能性があるものの、キャバリアーズと5年間契約を結ぶと報じられている。

 ラブを取り巻くトレードのうわさは、レブロン・ジェームズ(LeBron James)がキャバリアーズに復帰して以降、過熱していた。

 ラブはティンバーウルブズで昨季77試合に出場し、1試合平均26.1得点、12.5リバウンドを記録していた。NBAでプレーした6年間での通算成績は1試合平均19.2得点、12.2リバウンドとなっている。

 ラブがチームに加入すれば、2012年のロンドン五輪で一緒に金メダルを獲得したジェームズ、そしてカイリー・アービング(Kyrie Irving)とともにキャバリアーズの「ビッグスリー」が誕生する。

 古巣のキャバリアーズに復帰したジェームズは、2010-11シーズンにマイアミ・ヒート(Miami Heat)に移籍すると、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)と「ビッグスリー」を形成し、ヒートをNBAファイナルに4度導き、ファイナル制覇を2回果たしている。(c)AFP