スウェーデン中部で山火事、40年で最悪 仏伊が消防機提供
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【8月7日 AFP】スウェーデン中部が過去40年で最悪規模となる山火事に見舞われている。スウェーデンメディアによると、山火事は先月31日に中部サーラ(Sala)近郊で発生。すでに100平方キロメートルが焼失した。
6日には消火活動にフランスとイタリアの消火飛行機が投入され、ビルギッタ・オルソン(Birgitta Ohlsson)欧州連合担当相が仏伊への謝意を表明した。スウェーデンには消火飛行機が1台もないため、消防活動を空から支援する場合、これまではヘリコプターを使用していた。
今夏、スウェーデンは例年より気温が高く乾燥した天候が続き、乾いた森林で山火事が発生すれば燃え広がりやすい自然条件が重なっていた。5日には、火の手が回った路上で30歳男性の遺体が見つかり、この山火事による最初の犠牲者と確認されている。(c)AFP