【8月7日 AFP】イスラエルは6日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との72時間の停戦を、無条件に延長する用意があることを示唆した。一方のハマスは、停戦延長の合意にはまだ至っていないとしている。

 双方の衝突によりパレスチナ側に1875人、イスラエル側67人の死者を出したガザ地区では、停戦が始まった5日朝、銃声が静まり、双方の住民らは安堵の一息をつくことができた。

 エジプトの首都カイロ(Cairo)では、グリニッジ標準時(GMT)8日午前5時(日本時間同日午後2時)に終了する停戦の延長を目指し、同国の仲介者らがイスラエルとパレスチナの両代表団の間を往復し、双方の対立する要求を伝えている。

 匿名を条件にAFPの取材に応じたイスラエル高官は6日夜、「イスラエルは停戦の無条件延長に何ら問題はない」と述べた。

 だがカイロでの交渉に当たっているハマス幹部は、ツイッター(Twitter)上で「停戦延長の合意は今のところない」「停戦延長に関するニュースは全て根拠のないものだ」と述べた。(c)AFP