CLとEL予選で人種差別行為、4クラブが一部閉鎖処分
このニュースをシェア
【8月6日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は5日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)の予選で人種差別的な行動が確認されたことを受け、試合を主催した複数のクラブに制裁を科すと発表した。
UEFAは声明を発表し、グルジアのFCチフラ・サチヘレ(Chikhura Sachkhere)、ハンガリーのデブレツェニVSC(Debreceni VSC)、ルーマニアのFCステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)、スロベニアのNKマリボル(NK Maribor)に対し、一部無観客試合を開催させる処分を科した。
制裁は1試合で、上記4クラブが主催する次回の試合で適用される。
人種差別的な行動は、7月に行われたチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの予選2回戦で確認された。
デブレツェニは、チャンピオンズリーグ予選2回戦でクリフトンビルFC(Cliftonville FC、北アイルランド)を2-0で下し、予選3回戦の第1戦もFC BATEボリソフ(FC BATE Borisov)に勝利していることから、プレーオフが一部無観客試合になる可能性もある。
UEFAは、「人種差別との戦いは、UEFAにとって最重要事項の1つ。UEFAは、ピッチおよびスタンドでの人種差別行為を一切見過ごさない方針を取っている」と述べた。(c)AFP