【8月4日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は3日、故障中の田中将大(Masahiro Tanaka)の状態を4日に再度確認し、調子がよければ投球を開始させるつもりだと話した。

 ジラルディ監督は、「3週間を1つの目安にしていた」と話しており、右肘の手術を回避するために25歳の田中がPRP(多血小板血漿〈けっしょう〉)注入療法を受けてから、約3週間が経過している。

 チームが8-7で勝利したボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦の前に、ジラルディ監督は、田中が1日に医師の診察を受けたことを明かし、4日に投球の可否が分かると話していた。

 米スポーツ専門チャンネルのESPNは、チーム側の意向としては田中に投球を開始させたいが、ジラルディ監督がこれを認めていないという匿名筋の情報を、オンライン版に掲載した。

 ジラルディ監督は、「投げるか投げないか、それが選択肢だ」とコメントを残している。

 両リーグ最多タイの12勝を挙げていた田中だが、その後の4試合では成績が落ち込み、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)に敗れた先月8日の試合では、6回3分の2を投げて自己ワーストとなる10安打5失点を許した。

 田中が今週中に投球を再開したとしても、実戦復帰するのは数週間後になるという。(c)AFP