米軍機の車輪格納部に若者の遺体、密航者か
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【7月30日 AFP】米国防総省は29日、前週末にドイツに到着した米軍輸送機の車輪格納部の中から、若い男性の遺体が発見されたと発表した。
米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は記者会見で「一見して密航者」と思われるこの男性は、ドイツにあるラムシュタイン米空軍基地(Ramstein Air Base)で27日夜に行われたC-130J輸送機の「飛行後の定期点検」の際、機体後部の着陸装置の上部で死亡した状態で見つかったと説明した。この「アフリカ系とみられる若い黒人男性」がいつ、どのように格納部内に入り込んだのかは不明だと述べた。
同報道官によると、この輸送機は「複数の国に寄港しながら」米アフリカ軍(US Africa Command)の支援作戦に参加していた。立ち寄った国名は明らかにされていない。匿名で取材に応じた同省高官によると、同機はマリを含めたアフリカでの8日間にわたる任務に就いていた。
発見された遺体の検視や、事件の経緯などに関する捜査はドイツ当局が行っている。(c)AFP