【7月28日 AFP】英国中部レスター(Leicester)で26日、劇作家ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)の作品に悪役として登場する15世紀のイングランド王、リチャード3世(Richard III)の資料館が新たにオープンした。リチャード3世の遺骨は2012年9月、市内駐車場(当時)の下から発見された。

 発掘現場にオープンした資料館「リチャード3世ビジターセンター(Richard III Visitor Centre)」では、ガラス張りの床下に実際の発掘場所を見ることが可能となっている他、リチャード3世にまつわる歴史や遺骨発見のエピソードを知ることができる。館内には、同王の顔を詳細に復元した模型や3Dプリンター技術を用いて作成された遺骨のレプリカも展示されている。


 資料館建設には、400万ポンド(約6億9000万円)が投じられた。関係者は、初年度の来館者数を10万人と見込んでいる。(c)AFP