性犯罪の駐留米兵、国内で裁判 イタリア
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【7月27日 AFP】妊娠中のルーマニア人の売春婦に対する性的暴行と傷害などの罪で起訴された米軍の空挺部隊に所属する兵士2人が、イタリア国内で裁判にかけられることが決まった。イタリア法務省が25日、明らかにした。
今月初めに米軍基地のあるイタリア北部ビチェンツァ(Vicenza)で犯行に及んだとされる21歳と22歳の兵士は、今月23日に逮捕された。
イタリアの警察当局によると、兵士らは被害者の誘拐と性的暴行、さらに傷害と財布を盗んだ窃盗の罪で起訴された。被害女性は暴行を受けた後、野外に置き去りにされていた。被害者の氏名は公表されていない。
2人のうち1人は昨年11月にも、17歳の少女に対する性的暴行事件を起こしていたという。
ビチェンツァのアキッレ・バリアーティ(Achille Variati)市長はAFPに対し、イタリア国内にいる米兵はイタリアの法律に従わなければならず、法を犯せばイタリア国民と同様の裁きを受けなければならないと語った。(c)AFP