停戦中に147人の遺体収容、ガザ地区の死者1000人超える
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【7月27日 AFP】イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が26日午前8時(日本時間同日午後2時)から開始した12時間の人道目的の停戦中、ガザ地区全域のがれきの下からパレスチナ人少なくとも147人の遺体が収容された。医療関係者が明らかにした。
ガザ地区救急当局広報のアシュラフ・アルクドラ(Ashraf al-Qudra)氏は、ガザ地区の北部、中部、南部、およびガザ市(Gaza City)の病院に遺体が収容されたと述べた。またイスラエルがガザ地区への本格的な攻撃を始めた今月8日から19日目となる26日までに、パレスチナ側の死者が1000人以上に達したことを明らかにした。
同氏によると、ガザ地区北部では特にベイトハヌン(Beit Hanun)で少なくとも32人の遺体が収容された。また中部のブレイジ(Bureij)、デイル・アルバラ(Deir al-Balah)、ヌセイラト(Nusseirat)などで少なくとも13人の遺体が収容されたという。
同氏はさらに、東部のシェジャイヤ(Shejaiya)、ザイトゥン(Zaitun)、トゥッファー(Tuffah)から搬送された29人の遺体がガザ市シーファ(Shifa)の病院に、南部のハンユニス(Khan Yunis)とラファ(Rafah)から搬送された11人の遺体が他の複数の病院にそれぞれ収容されたと述べた。さらに、その後の発表で、ガザ全域から新たに搬送された遺体が北部と南部の複数の病院で確認されたと明らかにした。(c)AFP