【8月11日 AFP】米検索大手グーグル(Google)が、太陽光や風力で発電した電気を日常利用しやすくする飛躍的な技術開発に100万ドルの賞金を提供するコンペを開催中だ。

 グーグルと米電気電子学会(Institute of Electrical and Electronic EngineersIEEE)が共催する「リトルボックス・チャレンジ(Littlebox Challenge)」では、ノートパソコンより小さく、直流電流を家庭や企業で使われる交流電流へ効率的に変換できる装置の開発を支援している。

 賞金は最優秀デザインの考案者に贈られる。

 化石燃料や原子力発電を利用する現代の複雑な送電網は交流電流を使用しており、太陽光パネルや風力タービンなど再生可能エネルギー源から発電される直流電流は、交流に変換しなければ利用できない。

「リトルボックス・チャレンジ」では、現在はクーラーボックス程度の大きさが一般的な変換機を、約10分の1のサイズまで小型化することを目標としている。

 コンペの詳細は、公式ウェブサイト「littleboxchallenge.com」で確認できる。(c)AFP