17歳少年から計232本の「歯」を摘出、インド
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【7月24日 AFP】(一部更新)インド西部ムンバイ(Mumbai)の病院で、17歳の少年の歯科手術が行われ、計232本の歯の組織が摘出された。歯科手術での抜歯本数としては、世界記録とみられる。
手術を行ったムンバイのJJ病院(JJ Hospital)の歯科院長が24日、AFPに語ったところによると、17歳の少年は右下顎の腫れを訴えて来院。診察したところ、歯を形成する組織が増殖し腫瘍状となる複雑性歯牙腫(しがしゅ)だとわかった。
21日に行われた手術は当初、簡単なものと考えられていた。だが、顎骨の内部に複数の小さな真珠のような歯の組織がみつかったため、これら全てが取り除かれた。ところがその後、さらに大理石のような大きな塊が見つかり、取り除こうとしたが困難だったため、部分的に削りとって摘出したという。結果、手術は7時間に及んだ。
JJ病院の歯科チームが見つけた文献によると、同様の手術で摘出された歯の組織の最高記録は37本だったため、歯科院長は、少年の症例は世界記録ではないかと考えている。
少年の顎骨の骨格は維持されており、手術後も顔の変形などの心配はないという。(c)AFP