マレーシア機搭乗者の遺体、オランダに到着
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【7月24日 AFP】ウクライナ東部に墜落したマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH17便の搭乗者の遺体のうち、最初の40体が23日、オランダに到着した。
オランダ南部のアイントホーフェン(Eindhoven)空港で行われた式典では、厳粛な空気が漂う中、飛行機2機で運ばれた40個の木棺をオランダ兵らが担ぎ、霊柩車に乗せた。
死亡したオランダ人乗客193人の遺族約1000人と、ウィレム・アレクサンダー(Willem-Alexander)国王、マキシマ王妃(Queen Maxima)、マルク・ルッテ(Mark Rutte)首相、そしてMH17便墜落で犠牲者が出た他の国の代表者らが飛行機を出迎えた。
遺体は警察の護衛の下、アムステルダム(Amsterdam)の南東ヒルベルスム(Hilversum)の軍事基地へと運ばれ、身元確認が行われる。
同空港では犠牲者が出た17か国の半旗が掲げられた。マレーシア航空の乗客名簿では犠牲者らの国籍は11か国とされているが、中には二重国籍者も含まれていた。
遺体の到着に合わせ、オランダ全土で1分間の黙祷が捧げられた。MH17便が17日に飛び立ったスキポール空港(Schiphol Airport)では黙祷の間、飛行機の離着陸が控えられた。(c)AFP/Nicolas DELAUNAY