【7月23日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でドイツを優勝に導いたヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が、出身地であるシェーナウ・イム・シュヴァルツヴァルト(Schonau im Schwarzwald)の名誉町民になるという。22日、町長が発表した。

 町長は独DPA通信に対し、「ヨアヒム・レーブ氏を誇りに思います。シェーナウの名を世界中に広めてくれました」と話している。

 54歳のレーブ監督は、ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wurttemberg)州のこの小さな町で生まれ育った。

 21日夜の町議会で、レーブ監督に名誉町民の称号を贈ることが全会一致で決定され、地元のサッカースタジアムも、監督にちなんだ名称に変更されるという。

 レーブ監督は称号を受けることを承諾しており、日付は未定だが「大規模なレセプション」が開かれるという。

 1990年の東西統一以降初めてドイツにW杯のトロフィーを持ち帰ったレーブ監督は、現在、南部フライブルク(Freiburg)で休暇を楽しんでいる。

 レーブ監督は、2年間ドイツ代表のヘッドコーチを務めた後、2006年に指揮官へ就任した。

 ドイツサッカー連盟(German Football FederationDFB)のボルフガング・ニールスバッハ(Wolfgang Niersbach)会長は、レーブ監督との契約を更新し、2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)まで指揮を執ってもらうことになるだろうと話している。

 レーブ監督の最初の仕事は、代表引退を表明したフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)に代わるドイツ代表の主将を指名することだが、本命にはバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)の名前が挙がっている。(c)AFP