ドゥンガ氏、ブラジル代表監督に就任
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【7月23日 AFP】ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football Confederation、CBF)は22日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)での大敗を受け契約を打ち切ったルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)前監督に代わる新指揮官として、ドゥンガ(Dunga)氏を指名した。
50歳のドゥンガ氏は、1994年のW杯米国大会で主将としてブラジルの優勝に貢献、2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では監督としてセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)の指揮を執った。
現役時代、MFとしてイタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)、Jリーグ1部のジュビロ磐田(Jubilo Iwata)などでプレーしたドゥンガ氏は、「ものすごくうれしい。私を信じてくれてありがとう」と喜びを語った。
「ファンは落ち込んでいるが、チームの支えになってくれている」
「私は夢を売るために来たのではない。仕事に取りかからなければ」
ドゥンガ氏の生真面目なスタイルが批判の対象になることもあるが、CBFのジョゼ・マリア・マリン(Jose Maria Marin)会長は、代表キャップ数91の事実は尊敬に値するという。
「彼は世界王者を経験している。世界を制したチームの主将だ」
「ブラジルを率いるのに必要なものを持ち合わせている。数字を見れば、能力が確かなものであることが分かる」
ドゥンガ氏は、2006年にカルロス・アルベルト・パレイラ(Carlos Alberto Parreira)元監督の後任として、指導経験のないままブラジル代表監督に就任。2007年のコパ・アメリカ(2007 Copa America)とコンフェデレーションズカップ2009(Confederations Cup 2009)でセレソンを優勝に導いたが、4年前の南アフリカ大会終了後、チームの準々決勝敗退の責任を問われ解任された。(c)AFP