ガザ地区の「血の日曜日」、 レバノン侵攻以来最悪の死者数
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【7月21日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で20日、イスラエルによる軍事攻撃が激化し、少なくともパレスチナ人97人とイスラエル側の兵士13人が死亡した。1日の死者数としては過去5年間で最悪の水準となった。
イスラエルの地上作戦が始まった17日以降、これまでに死亡した兵士の数は18人に上っている。兵士の死者数としては、2006年のレバノン侵攻以来、最多となった。
一方、パレスチナ人の犠牲者の多くは、イスラエル軍によるガザ市近郊Shejaiyaへの数時間に及ぶ激しい攻撃を受けたもので、62人が死亡、250人が負傷している。
同地区には救急車が入ることができず、赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)は、救急医療部隊による死傷者搬出を目的とした、緊急の一時停戦を求め、双方から合意を得た。
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は、国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長と、これまでのところ停戦の努力を拒否しているハマス指導者のハレド・メシャール(Khaled Meshaal)氏との停戦協議のため、カタールに到着した。今後、潘事務総長は、停戦努力を推し進めるため地域各所を訪問する。(c)AFP/Sara HUSSEIN, Mai YAGHI by Sara HUSSEIN, Mai YAGHI