マレーシア機撃墜、エイズ会議出席者は「6人」 議長が発表
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【7月19日 AFP】国際エイズ学会(International AIDS Society、IAS)のフランソワーズ・バレシヌシ(Francoise Barre-Sinoussi)議長は19日、オーストラリア・メルボルン(Melbourne)で開催される「第20回国際エイズ会議(International AIDS Conference)」に出席の予定だった関係者のうち、17日にウクライナ東部で墜落したマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH17便に搭乗していたのは6人だったことを明らかにした。当初、会議出席者で同便に乗っていたのは100人と報じられていた。
「オーストラリアとマレーシア、オランダの当局と連絡を取り、確認したところ、死亡した会議出席者は6人だった。ほかにも数人いる可能性はあるが、これまでに報道されていたような人数ではない」という。
複数の豪地元紙は18日、乗客乗員298人を乗せてオランダ・アムステルダム(Amsterdam)からマレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)に向かっていたMH17便には、医学研究者や科学者、医師、活動家など、多ければ100人余りが搭乗していたと伝えていた。
死亡が確認された乗客には、オランダ人で安価な抗レトロウイルス治療のパイオニア、IAS元会長のヨープ・ランゲ(Joep Lange)氏も含まれていた。
会議関係者によると同便にはこのほか、HIV/エイズ対策の関連団体、ストップ・エイズ・ナウ(STOPAIDSNOW)のピム・デ・コイヤー(Pim de Kuijer)さん、エイズ・アクション・ヨーロッパ(AIDS Action Europe)のルーシー・ファン・メンス(Lucie van Mens)理事長とマリア・アドリアーナ・デシューター(Maria Adriana de Schutter)さんが搭乗していた。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)の広報担当者のグレン・トーマス(Glenn Thomas)さん、アムステルダム・インスティテュート・フォー・グローバル・ヘルス・アンド・デベロップメント(Amsterdam Institute for Global Health and Development)のジャクリン・ファン・トンヘレン(Jacqueline van Tongeren)さんも犠牲になった。(c)AFP