【7月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、プレシーズンの米国ツアーのメンバーに数人の若手選手を選出し、クラブの次世代選手の才能を間近で見ることになった。

 ファン・ハール監督は、ユナイテッドのユースアカデミー選手を多く含んだ25人の遠征メンバーを選出した。一方で、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場し、回復をはかっているスター選手はメンバーから外れている。

 若手選手でメンバーに選出されたのは、21歳のGKサム・ジョンストン(Sam Johnstone)、20歳の左サイドバック、タイラー・ブラケット(Tyler Blackett)、20歳のセンターバック、マイケル・キーン(Michael Keane)、20歳のDFリース・ジェームズ(Reece James)、21歳のFWジェシー・リンガード(Jesse Lingard)とウィル・キーン(Will Keane)となっている。

 ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)やGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)に加えて、ファン・ハール監督は新加入のルーク・ショー(Luke Shaw)とアンデル・エレーラ(Ander Herrera)も選出した。

 一方で、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)、ハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)、マルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)、アドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)はW杯後の休暇を取るためにメンバーから外れている。また、ユベントス(Juventus)への移籍が噂されているパトリス・エヴラ(Patrice Evra)、足首の手術を受けて約3か月の離脱となったマイケル・キャリック(Michael Carrick)はツアーに帯同しない。

 ユナイテッドは24日にツアー初戦のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)戦に臨み、ギネス・インターナショナルチャンピオンズ杯(2014 Guinness International Champions Cup)でASローマ(AS Roma)、インテル(Inter Milan)、レアル・マドリード(Real Madrid)と対戦する。

 同大会で勝ち上がった場合、8月4日にマイアミ(Miami)で行われる決勝戦を戦うことになる。

 このツアーは、香川真司(Shinji Kagawa)、トム・クレヴァリー(Tom Cleverley)、ダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)、アシュリー・ヤング(Ashley Young)、ナニ(Luis Cunha aka Nani)にとっては、ファン・ハール監督にチームに残るだけの力があることを証明するための大きなチャンスとなる。

 リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)とネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)が抜けた守備陣では、クリス・スモーリング(Chris Smalling)、フィル・ジョーンズ(Phil Jones)、ジョニー・エヴァンズ(Jonny Evans)がセンターバックの先発の座を争うことになる。(c)AFP