【7月17日 AFP】ドイツ西部クレーフェルト(Krefeld)で、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の白熱した試合に人々が気をとられている間に、窃盗グループがトラック10台分のビールを盗み出していたことが分かった。警察が犯人らの行方を追っている。

 事件が起きたのは、10日夜から14日朝にかけてのいずれかの時点とみられている。13日の決勝ではアルゼンチン代表を下したドイツ代表。W杯での代表チームの活躍に人々が夢中になっている隙を狙い、窃盗グループは市内の倉庫から30万リットル分の缶ビールを盗み出した。

 同市があるノルトラインウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州の警察は、市民らに対し「大量のビールを見た人はいませんか?その保管場所についての情報を持っている人は?」と捜査への協力を呼び掛けた。

 警察関係者はAFPの取材に対し、14日に凱旋したドイツ代表を歓迎する群衆の手にビールが渡ったことを示す情報は、今のところないと述べている。(c)AFP