【7月16日 AFP】第85回MLBオールスターゲーム(85th All-Star Game)が15日、ミネソタ(Minnesota)州ミネアポリス(Minneapolis)のターゲット・フィールド(Target Field)で行われ、ア・リーグが5-3でナ・リーグに勝利した。

 デレク・ジーター(Derek Jeter)が2打数2安打1得点とチームの勝利に貢献したア・リーグが、真夏の祭典に2年連続で勝利した。これで、今季のア・リーグ王者が、MLBの頂点を懸けて争うワールドシリーズでのホームアドバンテージを得た。

 これが最後のオールスターとなるニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のスター、ジーターは、ナ・リーグ先発のアダム・ウェインライト(Adam Wainwright)の2球目を二塁打にした。

 ア・リーグではミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)も初回に2点本塁打を放ったが、最優秀選手(MVP)賞は二塁打と三塁打を放ち2打点1得点を挙げたマイク・トラウト(Mike Trout)のものになった。

 ジーターは現在、20年に及ぶ輝かしい経歴の幕引きとなるシーズンを送っている。今季の数字はオールスター選出には物足りなかったが、MLBファンは残してきた財産と評価を重んじ、先発メンバーとして14度目のオールスターに選んだ。

 4回表にジーターが交代となると、スタンドからはスタンディング・オベーションが送られ、スタジアム中に「ニューヨーク・ニューヨーク(New York, New York)」の歌がこだました。

 ジーターは、オールスターゲームでは史上2位となる打率4割8分1厘の打率を残している。1位は元デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のチャーリー・ゲーリンジャー(Charlie Gehringer)氏が記録した5割ちょうどとなっている。